グラフィックデザイナーだけはやめとけ。

一生貧乏で、一生孤独なしんどい職業です。

心配な同僚

今の会社で5年くらい一緒に仕事している

美大か芸大卒の今年30歳中になる男性がいます。

 

3年前、20代の割と気の強い女の子が辞める時に、彼は全然ダメですよ、空間を把握する能力がないです!と言ってたので、ああ、散々色々とアドバイスしたんだろうな。と思い。私は彼のデザインに対して何も言わずにきました。

 

この間やめた女性デザイナーの仕事を引き継いでしていると、
やっぱりこの人旨いわ〜特にフォント選択と文字組が美しいので、何見ても安心できる。ポスターでも、取り説でも本当にソツなく美しく組むんですよね。ようはレベル高い。

 

と、いうことを男性デザイナーに話そうと思ったのだけど、そもそも美しい文字組が理解できないんだろうな。と思い辞めました。

 

さらに、たまたま彼の作ったパッケージのスペックを確認する必要があり、見てみると表組の中のフォントが、正体、長体がバラバラにまじっていて、吐きそうになりました。なぜ?こうも簡単に長体かけるんだろう。

全部入らないから長体で入れた。程度の気持ちなんでしょうねえ。

 

どうも、印刷会社のオペからデザイン事務所へ勤めたものの、人間関係につまずいて、数ヶ月でやめたらしいです。もう少し頑張れば色々と教わったのだろうに。

 

このまま何も教わらずに転職したら、またオペレーターしか出来ないんじゃないのかな。と思い。

もう少し表現したいこと。に対して頑張ってデザイン詰めたら?とやんわり言ったんだけど、難しいんだろうね。

 

簡単に諦めちゃうんですよね。
だから、文字に対してもアイディアにしても常に自分本位。

 

どうやったら、見える目がもてるのかというと、そりゃーもー嫌になるくらい向き合うしかないんですよ。目の前のものと。
胃をキリキリさせて、先輩に怒鳴られながら。 

今思うと、ありがたいです。
自分の仕事の合間に添削してくれた先輩には、足を向けられません。

 

でも、私も必死だったから。
絶対見えるようになりたい!と思って必死で食らいついていったから、なんとか違いがわかったり、美しいと感じられるようになったんだと思います。

 

彼みたいに、何を言っても斜にかまえて上から、まあ聞いておくよ的な態度じゃあねえ。なかなか難しそう。

天性のものを持っていればよかったのにね。