グラフィックデザイナーだけはやめとけ。

一生貧乏で、一生孤独なしんどい職業です。

元居たデザイン事務所に遊びにいってきた

有給をとってたので、新宿のデザイン事務所へ遊びにいってきました。

遊びというか、時々いかないと道順を忘れてしまうので。

 

働いていた時は、怖くて話しかけたりできなくて、
雑談なんて全然しなかった先輩とも、バカ話ができるようになったんだなーと
4時間も話し込んで来ました。

 

東京に来て、一番始めに入れてもらったデザイン事務所で
5年も地元名古屋でデザイナーを名乗ってたくせに、
文字の1行もマトモに詰められなかった厚顔無恥な私は、
ほんっっっっっとうにお世話になりました。

 

デザイン事務所といっても、色々だとは思いますが
電通や、凸版さんなどの一流の代理店から
直で仕事が来る事務所だったので、厳しかったです。
事務所の水準をお前が下げる気か!と何度怒られたことか。
ブレストによんでもらえず、1人で隣の部屋で電話番してたり。
30歳越えてるのに、毎朝トイレ掃除してたし。

懐かしい。4年間くらい。

どれくらい厳しかったかと言うと、入院するほどに(苦笑)
してなかったら、死んでたかもしれん。

 

実力の伴わない事務所に入ると、大変なんだな。と思います。

でも、死ぬ気で頑張ったからこそ、今どんな仕事がきても
割とこなせていて、それはもう、社長や、先輩に頭があがらないほと
感謝しています。

 

今は、人数も私が居たときの半分になって
なかなか厳しい模様ですが、やっぱりレベル高いんろうなあ。
守秘義務があるので、見せてもらえませんでしたが)

先輩のつくるデザインは、本当に美しくて
どうしてこれが、世の中にないんだろうと思う程
既に周知されているかのような、安心感がありましたよ。

デザインは、こぎれいなレイアウトや加工をすることじゃなく
どう使われるのか、何を使えるのか、見えないところが重要だということ。
そのデザインとどれだけ向き合って、
考えて考えて考えて考え抜いたかってこと。
それが、表面ににじみ出るのだと、
口では何も教えてくれない先輩から学びました。

 

これ切り抜いといて。と言われたとき
どんだけ、気をつけて切り抜いても、直されたなあ。

 

デザイン事務所は、教わる場所じゃなくて、盗む場所でした。
相談もあんまりできなかったな。(怖くて)

先輩の作ってるものを見られる。それが最高の勉強だった。

他はどうか知らないけど。