組織の中で働いていて。
あまりにも長い間自分が浮いていたり、考えが伝わらないと
私、もしかして、おかしいのかなと積もっていきます。
いよいよヤバイと思うと、昔の古巣のデザイン事務所にお邪魔して最前線で戦ってる現役のデザイナーの先輩と話をします。
そうやって自分の中のデザイナーの軸を戻して、安心したり、キリッとしたりしながら、また組織の中で働きます。
その古巣に2年ぶりに、遊びにいった金曜7時。
今は2人になってしまった小さな事務所は、その日6時までに納品予定のコンペのデザインでバタバタしてました。
忙しそうで良かったです。といいつつ、小さな打ち合わせスペースで
終わりを待っていたのですが(守秘義務があり作業の場所までは入っていけない)
コピーライターからやってくるテキストのメール待つ。
当事務所でデザインをする。
ADにメールで投げる。
ADから修正が来る。を
待ったり、作業したりを繰り返して、
結局1時間経っても今日(金曜)何時に終わるのか、明日(土曜)明後日(日曜)は出社になるのか、分からないらしく。
ごめんな〜と言われつつ、ろくに話もできずお茶だけいただいて退散しました。
そういえば、デザイン事務所で働くって、こういうことだった!!と久しぶりに思い出しました。仕事が優先で、生活や人生の設計なんてできなかったなあ。と。
今、週末は完全休み6時退社があたりまえの組織で働いていると、
うわ〜無理だ。とつくづく思う。
特に女性は、子どもを産む、育てるということが全くできない。
いや、キャリアを捨てる覚悟があればできるけど、プロダクションで働くというルーティンにハマり続けるとそのタイミングを探す事すら難しい。
(毎日終電で帰って旦那が寝てたら無理だ)笑
子ども以前に、結婚していると、相当理解のある旦那じゃないと家庭が破綻していく。
今の会社は、妊活の人が多くていつもどこかで、お腹が大きい人がいるし、2人目で産休に入る人も普通にいる。男の人も正社員なら結婚すれば、子どもできたーが当たり前に報告されるし、家や車も持ってる。
同じ日本で仕事しているのに、あまりに世界観が違っていて
デザイン事務所を後にした時に、目眩がした。
もちろん、デザイン事務所でも中堅どころや人数が多いところなんかは、福利厚生もしっかりしているかもしれないけど。
5人以下のデザイン事務所で、大手代理店からコンペの仕事ばかりが来るようなところじゃ、大多数の人がなんとなく考えているような、人生設計は無理だと思う。
幸せな家庭を築きたい!でも、デザイナーとしてもバリバリキャリア築きたいなんて人はよーく考えて会社を選ばないと、ジレンマで病む。(私がそう)
デザイン業界は、まだまだブラック企業なんて言葉はどこふく風ですねえ。
IT業界の方が、その辺は進んでいる気がしますけど、どうなんだろう。
と、とりとめない感じで。