グラフィックデザイナーだけはやめとけ。

一生貧乏で、一生孤独なしんどい職業です。

いただいたコメントを読んで。

デザイナーになりたいんですよ。
でも、センスややる気があっても体力がないと続けられない現実。

 

特に、大きなデザイン事務所(プロダクション)や代理店なんかじゃなくて、尊敬できるデザイナーが開いた小さなデザイン事務所なんかだと、仕事が一つも落とせなくて徹夜が続く。

倒れても、補償なんかない。

 

なりたいのに、なれない。

 

仕事を覚えたいのに、会社に余裕が無くて、ずっとアシスタント止まり。
(技術は盗むものだ教わるな!なんて言う人もいる)

同じ時間、経験詰んでも、気がつくと全く違う道。
例え作った物が同じような物でも、もらえる給料の額は全然違う。

 

これって、この業界特有のものなのかな。
何十年いても変らないのはなんでなんだろう。

 

デザインに関しては、業界の以外で価値を感じている人が少ないなーってのはすごく感じる。売れるデザインって感覚が稀薄。(この感覚が鋭いのは、コレクターを意識した物作りしているアニメ系なんじゃないかな。)
とにかく個人の感覚でしか物を言わないから説得力がない。せめてそこに、ポリシーがあればいいんだけどな。

 

デザイナーなんて、
1.誰でもできる
2.誰もがやりがる。
3.募集すればすぐに集まる。(レベルは分からない)

 

業界でデザインに関して意識が低い会社はそんな風に思ってる。

 

単純に、色やイラストやコピーでで売りあげ上がる訳じゃない。
商品や内容を読み解いて、消費者に訴える。それがデザイン。
簡単にやってると思われてるけど。そこには、常日頃から周囲にアンテナはってたり、経験があるんだけどねえ。

そこに価値を見いだしてくれる人は、いないなー。

 

そうなると、どうせコイツら何もわかんないから、適当にフリーイラスト並べとけばいいかってなるし、イラスト描きおこすの面倒だから文章でいいか。とかどんどん手を抜きたくなる。

だから常に自分と戦ってる。

隣の事務の人が半日スマホいじってるの横目でみながら、それでもどこが変ったのかわからない位の行間を詰め続けている。
自己満足ですよねって、上司に言われても。
病気ですかね?時給ドロボーですか?と空笑するしかないです。

 

いつか、王子様が現れて、よかったよって言ってくれたらな。と夢みたいな事思いながら。笑

 

デザイナー。
正直続けていくのは大変です。
生活できないという現実と常に戦わないといけない。(給料も、体力も、結婚も)
一般の会社に入れば、全く無意味な世間の常識と戦わないといけない。
転職多ければ、まず入社できないし。(デザイナーなんて、転職の数が多い方が意味があると私は思ってるけどね。あまりに早い転職は?がつくけど。)

今の日本だとデザイナーは茨の道だと思う。
サラリーマンなのに、茨ってどうなのかしらね。
好きな事やってるんだから、仕方ないでしょって言われても。納得できないよね。

 

デザイナーを諦めようかしらというコメントをいただいて、悔しくてつい書込んでしまいました。
もちろん私の経験だけなんで、幸せなデザイナー人生もあると思いますよ。
(聞いた事ないけど。)

 

ちょっとツアー控えているんで、忙しくてブログ放ってますが、また書きますね。
今回は SNSを活用した、新たな試みがあって楽しみです。

 

会社の名前も、今までのパトロンやファンなどの人間関係も全部捨てて
ただ今の私できることを試したくなるのです。
今の私は幾ら稼げるのかで私の価値を知りたいと思うのです。
あと、何かを作ったり売り方考えたり PDCA 回してないと、気が狂うからやってる。(笑)

 

大丈夫。職種じゃなくてもデザイナーは生き方。
意識してる限り一生クリエイターだと私は思ってる。ご飯作るのも、お片づけも、ツイッターのコメントもね。