グラフィックデザイナーだけはやめとけ。

一生貧乏で、一生孤独なしんどい職業です。

修正無限地獄 それがインハウスデザイナー

役員のエライ人が急に「俺が考えたこの画期的な商品を作れ。」と言い出し
パッケージをやるハメになりました。

エライ人は、毎日ヒマなわけではないらしく、週に1回の会議でしかデザインを見てくれません。しかも、全15種類を全部見たがります。
エライ人は、文字校正なんてしません。天才的なヒラメキ感覚で修正を指示します。

3回目の先週は、今まで何の修正指示もなかったバックパターンを辞めて、薄い無地をひけと修正指示が入りました。
4回目の今週は、薄い色はキラいだから濃い青色にして種類毎にわけていたカラーも辞めて青色に統一しろと修正が入りました。

全15種類+販促物2点全てを修正します。

 

あー、ここでデザイナーじゃない方向けにいいますと
割りとデザインって繊細で、1つ色を変えただけでも全てのバランスが崩れるんですよ。だから、デザインを保ちつつアチコチ修正をかける必要があるんですが、もう無理だ....。

保てない。

そんな瞬間もありますよ。
ええ、望まれてないこともわかってますし。
どうせそんな事誰も気がつかないしね。
上司には、自己満足って、言われるだけです。

 

なので!!
エンドユーザーではなく、ひたすら役員の気に入るデザインにし、早く終わらせる事にシフトチェンジです。ということで、Tポイントカードのロゴデザインした、佐藤さん?でしたっけあのテイストに前面変更、いやパクリじゃない。リスペクトでし。
役員の最近の流行は、サトウさんらしいので、

ちなみに、その前は無印良品デザイン。ことあるごとに「無印みたいにしてよ」っていうの。で、実際すると、パンチがなくて採用されないの。

 

うん。もう何度もやってから、知ってる。

 

誰の為に、デザインしてるのかわからなくなる。
それがインハウス。

 

うん。きっと来週も修正してる。
発売日のこと、気にするなって開発担当が悲しい目をしてた。

エライ人ってすごいな。