今年の夏休みは祝日と土曜に挟まれた1日だけでした。
それでも連続4日も休みで、いかに金を使わずにいられるかと考えて
ついったーでコミケのつぶやき読みながら、数年ぶりにマンガ描いてました。
夏のコミケは去年コスプレで行ったのですが、本当に暑くてテラスっていうか屋上で撮影するんですが、フライパンで焼かれるような暑さに死を思いましたね。
私のコミケ歴は、晴海辺りからなんですが、買い>売り>コスと、細く長く付き合ってきました。
行った事が無い方には説明するのが難しいのですが、すごくワクワクする場所です。
普段の生活圏内では、底辺に押しやられている人達が唯一お日様の下で集える場。みたいな。今はそんな事もないのかもしれないけど。
同志とリアルで会える。新しい価値観を見つける事ができる場所。
なんていうのかなー。私に取っては誰とも競わなくていい場所なんですよね。
たくさん売る事も眼中にないし。人よりいい本を買おうとも思わないし。
分かってくれる人が、とっきどき自分を見つけてくれて、嬉しい言葉をくれたり、自分が思いつきもしないような面白い事を本にしていて感激したり。
そういうワクワク。
昔は、そういう本に出会うのは足を棒にして歩き回っても難しかったけれど、最近はネットで見つけられるので羨ましいです。
あーなんか、コミケ行きたくなっちゃったな。
ということで、オリンピック後位を目指して本を作ろうかと(笑)
で、ひさしぶりにマンガ描いてて思ったんですが、デザインの脳とコマを割る脳って全然違う気がするんですよね。
昔も、昼間は仕事して夜はマンガ描いてたんですが、デザインの方がそこそこ出来るようになったら、マンガ描けなくなっちゃったんですよ。コマが割れなくて。
今回は、ちょいと長い休みなんで初日はひたすらデザイン脳を捨てることに終止して、なんとか夜位から、あれ?こんなんで良かったっけって思いながら進めていった感じ。
マンガって1枚絵じゃないからなのかなあ。私が器用じゃないからなのかなあ。
台詞を考えるのは、デザインのコピーに似てるから日常でもできるんだけどな。
あと、マンガってすごく難しい。
デザインでも、分担すること多いじゃないですか。原稿書く人、コピー書く人、商品について詳しい人、とか。
マンガって、ほぼ一人。背景もアングルも台詞も....。当たり前なんですが、数年ぶりにやってみると、誰がこんなシステム考えたんだろう..。とすごく冷静に思ってしまいました。(私が特殊なジャンルだからなのかもしれないのですが、資料を読み込む人、探す人、背景や小道具を調べる人、が別にいたらなあ。と思っていたので。)
デザインをする時と似ているのは、こう表現したいんじゃ!と思ったときの「徹底的に調べる。」が似てる。さらに、「調べたのに使えない」も似ている。(笑)
知っておくから、デザインやマンガに落とせる。という見えない線みたいなのは似ている気がします。
デザイナーとしても、私は変みたいなので、一般的な話ではないかもしれないのですが。
さてさて、明日から通常運転です。
日本は夏休みでも、中国は平日。しかも来月中国は長期の休みがあるので、入稿が溜っています。
会社は嫌いだけど、仕事は好きなんだよね。
がんばろう。